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診療実績
平成30年度診療実績
30年度の入院患者総数(再入院を含む)は267名(対前年比7.0%減)。
ひと月に16~28名が入院し平均22.2名。その紹介元は急性期病院から144名(54%)、開業医の先生方から123名(46%)であった。病棟の内訳としては医療保険病棟(1・3階)に214名(80.1%)、介護保険病棟(2階)に53名(19.9%)が入院。
疾患別(主病名1つ)の内訳は昨年度と同様に、高齢者が多いと言う事もあり脳血管疾患、誤嚥性肺炎、認知症、整形外科疾患等を起因とする廃用症候群・運動器不安定症が最も多く85名(31.8%)、次に末期心不全を含む循環器疾患37名(13.8%)肺炎・COPDを含む呼吸器疾患、パーキンソン病・ALSを含む神経~筋疾患が各々24名(8.9%)、転倒等による骨折を含む整形外科疾患23名(8.6%)、看取りを含む悪性腫瘍が21名(7.8%)、消化器系疾患13名、褥瘡を含む皮膚科疾患・CKDを含む腎臓疾患・糖尿病を含む代謝系疾患・血液系疾患が各々7名、血管系疾患2名、泌尿器科系疾患1名と例年通り多岐にわたっていた。
1ケ月の入院患者数は109.7名~122.1名で平均117.2名(対前年度2%減)であった。この中で医療区分2・3の占める割合は78.4%~86.1%で平均82.4%であった。
介護保険病棟に関しては月別入院患者数は平均48.6名、その平均介護度は4.6と、その利用度は医療病棟入院患者が減少しているにも係わらず、昨年度と同様高い傾向を示した。
また当院では22年度より人工呼吸器管理下の患者を引き受けているが、30年度はALS・COPDを始めとし延45名(レスパイトを含む)の患者を医療保険病棟(3階病棟のみ)にて管理している。
これに対して退院患者数は259名(対前年比11%減)である。内訳は死亡退院89名(前年83名)、自宅退院70名(前年104名)、その他の医療機関・介護療養施設への転院100名(前年104名)であった。前年度と比べ自宅退院患者が減少しているが、これは相対的に入院患者数が減少(特に開業医の先生方からの紹介)したためと思われる。
まずは、当院の基本理念をしっかりと踏襲し継続する事から始め、今後は「介護医療院」への転換を含めた病棟再編が次年度の最優先課題であると考える。